Tentenko – Deep & Moistures
SPF-012 ¥2,000 (税別)
『テンテンコひとり遊戯』
自主レーベル作品から選りすぐった14トラック!
ジャンルや空間を自在に往来する愛らしきエレクトロ・ノイズ・ミュータント”TENTENKO”。ライヴ会場や通販で発表してきた自主制作CD-R作品中でシリーズ化した「Deep & Moistures」から、選りすぐりトラックをテンテンコ本人と佐藤薫がコンパイル! 100%ハンドメイドの風合いと、どこかユーモラスでヒューマンなタッチが大きな魅力だ。無尽蔵のアイデアと無邪気なチャレンジ精神が伝わる全14トラック(含未発表曲)。
2018年初頭に発動した『φonon (フォノン)』は、EP-4の佐藤薫がディレクターを務め、CDメディアを中心にエレクトロニクス/ノイズ/アンビエント──系のアルバム作品をリリースしている先鋭的レーベルだ。
令和元年のトップを飾るCDリリースの1枚は、新時代のミュータント・ポップを体現するテンテンコによる「Deep & Moistures: The Best of Private Tracks」だ。自主レーベル(テンテン・レコーズ)から毎月発表してきたプライベート作品のCD-Rは、これまでに約50枚のコレクションを形成しているが、中でも15枚以上のシリーズとして人気の高い”Deep & Moistures”から選りすぐった13トラックに、未発表曲を加え全14トラックがコンパイルされたのが本アルバム。
鋭い重工業ビートで脳髄に切り込んでくるかと思えば、鼓膜をスルーしたノイズで内臓を刺激したり、人懐こくキャッチーなリフで急所をくすぐる……。歌メインのテンテンコ名義作品やライヴとは異なる趣の収録曲たちは、カシオトーン、リング・モジュレーター、オシレーター、サンプラー、ポータブル・シンセ──などの機材を自ら操って作られ、自宅スタジオで録りためたトラック、ライヴやイベントのために制作した作品などから構成されている。テンテンコの、宅録とライヴの現場というスペースを自由に往き来する活動スタイルと、アーティストとしての柔軟な姿勢が表現された”一家に一枚”の決定盤だ!
『日々変化する”テンテンコ”のイメージの中で、湿っていて深層心理を探る、ひとつ確率された自分。音楽と向き合うための時間と場所。それが「Deep & Moistures」です』(TENTENKO)
『奇妙な響きと重さ、時に歪を持つこれらの楽曲群が、私には心地よく、切なくも楽しげに聴こえる』(伊東篤宏)
ライナーノーツ・伊東篤宏
ジャケットデザイン・Material
TENTENKO(テンテンコ)
惑星上で最も愛らしいエレクトロ・ノイズ・アイコン──TENTENKO (テンテンコ)。1990年生まれ。北海道出身。身長142cm。 2013年アイドルグループ ”BiS” に加入。2014年のBiS解散とともにフリーランスとして活動開始。歌モノ中心のアイドル的スタイルから、トラックメーカー/DJや電子楽器プレーヤーとして、また伊東篤宏とのユニット”ZVIZMO”での演奏など、様々なフィールドでの活躍をみせる。「90年代からの日本の”インディー霊”を全て背負っている。ヴァリエーションに富んだアヴァンギャルド表現者」などと評され、ジャンルや空間を自由に行き来し聖域なき活動を行っている。
■トラックリスト
01. barefoot
02. telephone
03. Acetate Beat
04. Around me
05. gar
06. New Tower
07. PHONIC
08. 水泳
09. 地中200m
10. 暴動
11. Wintery Winds
12. Secret Ritual
13. darkroom
14. 青色の橋
■試聴リンク
https://audiomack.com/album/onon-1/deep-moistures-excerpt